

災難のあった部屋
サイズ可変 | インスタレーション
制作時期
2021試作~ 2023再構成
使用材料
映像素材《Fire》、水、現地の川砂、鏡の枠、水循環ポンプ、水槽など
<関連歌詞>
どうしましょう 川の奥底ですべてが砕け散るのを見てしまったの どうしてだかはわからないけれど また川岸に来てしまったわ ーーー《 Riverside 》Agnes Obel (2010)
<ステイトメント>
遠い昔に遭ったトラウマや傷は、「記憶の川底」に沈み、深層心理の一部になる。だから、何度でも「川岸」に来てしまう。Agnes Obel の歌詞は、深層心理の働きを精美に描写する。 トラウマが断片的に想起されることは、恐怖な体験なのだろうか、救いの始まりを意味するなのだろうか。炎で隠喩した災難があった部屋を、川水から透過させて見せる。